【ネットで学ぶ占い四柱推命】四柱の意味や60干支と12支を詳しく解説
この記事はこんな人におすすめ!
・四柱推命を勉強したい
・占いが好き
・占い師を目指している
この記事では、わたくし占術家マリーが四柱推命の入門編とも言える「四柱の意味」や「60干支と12支」について、分かりやすく解説します。四柱推命占いを勉強したい方や占い師になりたい方には参考になる記事になっていますので参考にしてみてください。
もくじ
四柱の見方と意味
四柱の見方
四柱推命占いは、生年月日で占っていきます。四柱推命という名が示す通り、生まれた年、月、日、時間の4つを柱に占いを展開していきます。そして、生年月日と時間には、暦上定められている「干(かん)」と「支(し)」を当てはめていきます。
例えば、1990年9月5日 10:30a.m.生まれの女性の場合は下のような四柱になります。
生まれた時間 | 生まれた日 | 生まれた月 | 生まれた年 | |
丁 | 癸 | 甲 | 庚 | 干(10干) |
巳 | 酉 | 申 | 午 | 支(12支) |
1990年生まれの人であれば、自分が「午年生まれ」であることは理解している人も多いと思います。この午年に当たる部分を四柱推命では「支」と考えます。「支」と同様に、「干」というものも存在しており、生まれた月、日、時間にも干と支を当てはめていきます。
「支」は干支のことでもあり、全部で12種類あるというのはご存知でしょう。そう、子(ね)から始まって、丑(うし)、寅(とら)、卯(う)・・・と続いていくあれです。12年で1周することになります。一方、「干」の方は全部で10種類あり、10年で1周します。
このように干と支の組み合わせと四柱(2×4=8)、つまり合計八字で鑑定するのが究極の四柱推命の鑑定法です。この八字以外に蔵干、通変星、12運なども合わせて割り出した命式をみながら、運勢を占っていくのが四柱推命です。
命式の出し方は、検索するとネット上にも沢山ありますが参考サイトを貼っておきます。
参考サイト:サイト(四柱推命運命式作成(精密版)
四柱の意味
年、月、日、時の柱には、それぞれ特有の意味があります。
【年柱】
父親、祖父など父方の家系の運勢や性格、実家の家運の盛衰や祖先の姿が表れます。また、社会に出たときの本人の姿や行動、上司や目上の人からどのように対応されるか等を見ることができます。
流年法では青年期(16~20歳頃)までの本人の行動や父親との関係が見えてきます。更に、独立後に生活する土地の様子なども占うことが可能です。
【月柱】
母親、祖母など母方の家系の運勢や性格、自分自身の家族や家庭の姿が表れます。月の柱は、自分の運勢の中心的な場所であり、その人自身の性格形成の元となる重要な柱でもあります。
月の柱には母親の影響力が大きく、女性の場合は自分の夫がどのような人物かを見ることが出来ますし、それが自分にとって吉となるのか凶となるのかを占えます。
20代以降~45歳くらいまでの運勢や行動が表れますが、中でも月柱の下の通変星を元命(=中心星)と呼び、自分自身にとって最も重要な星となります。
【日柱】
日柱は自分自身の事を見ます。日柱の干は自分の魂、日柱の支は自分の肉体でありSEXを表します。
夫婦や恋人との相性鑑定の際にはこの柱を最重要視し、男性の場合はこの柱に妻の姿を見ることが出来ます。
およそ60歳頃までの運勢を占います。
【時柱】
母親の運勢の一部が表れるのと同時に、自分の幼児期の運勢が表れます。また、自分の子供の運勢や自分との関係の良し悪しの他、部下や生徒、弟子との関係など、全て自分よりも目下の人との関係性が見えます。
還暦以降の運勢を占いますが、年齢に関係なく自分の子供が出来るとこの柱が作用してくるため、鑑定の際には子供の有無を確認させていただく場合もあります。
また、顔色や人相、物事の後始末なども見えてきます。
四柱推命で使う60干支(ろくじゅっかんし)について
12支とは
まず始めに、干支は”えと”とも読みますが、四柱推命では”かんし”と呼びます。四柱推命で使う干支(かんし)は、生まれた年の干支(えと)とは少し違います。
干支(えと)と聞くと、年の始めに”今年は丑年ね”とか”あの人はイヌ年生まれだから・・・”とか動物をイメージしますよね。
子、丑、寅、卯・・・と続いていくのが干支(えと)ですが、四柱推命ではこれら12匹の動物を干支(えと)とは言わず、12支(じゅうにし)と呼びます。
60干支の「支」にあたるもので、それぞれの支は「陽」のグループ(=陽の12支)と「陰」のグループ(=陰の12支)に分けられます。
子 | ね | 陽 |
丑 | うし | 陰 |
寅 | とら | 陽 |
卯 | う | 陰 |
辰 | たつ | 陽 |
巳 | み | 陰 |
午 | うま | 陽 |
未 | ひつじ | 陰 |
申 | さる | 陽 |
酉 | とり | 陰 |
戌 | いぬ | 陽 |
亥 | い | 陰 |
10干とは
次に、60干支の”干(かん)”の方は、下の表のように全部で10個あります。
甲 | きのえ | 陽 |
乙 | きのと | 陰 |
丙 | ひのえ | 陽 |
丁 | ひのと | 陰 |
戊 | つちのえ | 陽 |
己 | つちのと | 陰 |
庚 | かのえ | 陽 |
辛 | かのと | 陰 |
壬 | みずのえ | 陽 |
癸 | みずのと | 陰 |
そして、12支同様に全ての干は「陽」のグループ(=陽干)か「陰」のグループ(=陰干)に分けられます。
10干と12支を組み合わせたものが、四柱推命で言う干支(かんし)です。
10×12=120干支、計算上は全ての干支の組み合わせは120通りになるはずですよね。
なぜ、半分の60干支になるかと言うと、「陽」のグループと「陰」のグループは、同じグループ同士のみが結びつく法則があるため半分の60干支となるわけです。(陽と陰の組み合わせはない)
このように60干支は60年で一回りします。
人が生まれた年の干支と同じ干支が巡ってきた年が数え年では60歳となるため、その年を生まれた年の干支に戻ると考え「還暦」としてお祝いするのです。
月や日、時間の干支
年の柱と同様に、月や日、時間の柱にも干支があります。
月の干支は60ヶ月で1周(5年間で一回り)、日の干支は60日で一回りします。時間の支は1日(24時間)を12支で割りますので、1つの支は2時間割り当てられることになります。
支と時刻
子、丑、寅、卯・・・と続く12支に割り当てられる時間は次のように決められています。
子の刻:23:00~翌日1:00
丑の刻:1:00~3:00
寅の刻:3:00~5:00
卯の刻:5:00~7:00
辰の刻:7:00~9:00
巳の刻:9:00~11:00
午の刻:11:00~13:00
未の刻:13:00~15:00
申の刻:15:00~17:00
酉の刻:17:00~19:00
戌の刻:19:00~21:00
亥の刻:21:00~23:00
以上のように12支がそれぞれの時刻を担当しています。
ここで、ひょっとすると気が付いた人もいるかもしれませんが、午の刻は11:00~13:00を指していますよね。
この午の刻の真ん中である12:00を「正に午の刻」ということで「正午」と称されているのです。(正午は正后とも書きます)
そして、正午の前を「午前」、正午の後を「午後」と呼ぶようになったわけです。
節分について
節とは年月日の変わり目と言う意味で使われますが、一般的には年の変わり目は大晦日と元旦ですよね。
でも、占いの世界での年の変わり目は違う考え方となるので注意してください。
- 年の変わり目:「節分」と「立春の日」に新しい年に変わる
- 月の変わり目:「節入り日」に新しい月に変わる
- 日の変わり目:「子の刻」の始まりである23:00から翌日に変わる
占いをしてもらった時、特に方位や移動の時期の占いでは、しっかりと月日を確認しておくといいですよ。
12支の時刻と方位を図にまとめてみました。
占いの方位は、東西南北の位置が通常の考え方とは違い南が上、北が下になることも覚えておいてください。
このように、四柱推命占いは60通りの干支と四柱の組み合わせ、方位や時間、季節、更には蔵干、通変星、12運など、色々な要素が絡みながら占いを広げていきます。
骨の折れる作業ですし、読み取る術は複雑難解ではありますが、それ故に的中率の高い占術として有名なのでしょう。
人が生まれてから死ぬまでの生涯を占うことができる四柱推命は、人生の羅針盤のようなもので、岐路に立った時や迷った時に利用してみると、案外ストンと落ち着いてしまうものなのかもしれません。
まとめ
- 四柱推命は字のごとく、生年月日と時間を四柱で表したものから占う占術(四柱八字は究極の四柱推命占い)
- それぞれの柱には特有の意味がある
- 10種類の干と12種類の支を組み合わせた干支があり、年、月、日、時間の全ての柱に干支が割り当てられる
- 四柱の支に当たる12支には、季節や時間、方位の意味もある
もっと四柱推命を知りたい方には【ネットで学ぶ占い四柱推命】生日干支が暗示する適性と才能 –甲編や【ネットで学ぶ占い四柱推命】家庭円満を示す「宅神について」も合わせてどうぞ。
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