開運への鍵は方位にあり!本命星ごとの吉凶方位一覧とその現象を解説
この記事はこんな人におすすめ!
・引越し、移転、旅行などの移動を考えている人
・過去に凶方位へ移動したことがある人
・自分にとって良い方位、悪い方位を知りたい人
引越しや移動をきっかけに身の上に何か変化を感じたことはありませんか?
たとえば、
- 旅行先で素敵な出会いがあった。
- 引越してから家庭内の揉め事が増えた。
- オフィス移転してから契約が倍増した。
などです。
これらの変化は貴方が行動した方位の吉凶が関係しているかもしれません。
良い方位を進んで取り入れて運気アップに繋げたり、反対に凶方位を避けることで禍から身を守ることができたり、方位には自然がもたらす目に見えない不思議な力が働いています。
自分では変えられない先天的な運命とは違って、方位は前もって調べておけば自分自身で吉凶をコントロールすることができます。
この記事では、「本命星」や「月命星」ごとに自分の吉方位や凶方位とその現象を詳しく解説していますので、ぜひ引越しや旅行の計画の参考にされてみてください。
自分の本命星を知りたい方は「【本命星で占う九星気学】誰でも簡単5分でわかる !自分の運気の流れを調べる方法」の九星早見表から確認してしてください。
もくじ
九星の五行と相生・相剋・比和
五行とは古代中国で生まれた自然哲学の概念で、宇宙に存在する全てのものは「木」「火」「土」「金」「水」の5つの要素から成り立ち、互いに影響し合いながら循環するという説です。
九星気学もこの五行説が基本となっていて、九星それぞれにも五行の性質があります。
九星の五行
九星の五行は下の表を参考にしてください。九星の名前通りの五行が割り当てられています。
九星 | 五行 |
一白水星 | 水 |
二黒土星 | 土 |
三碧木星 | 木 |
四緑木星 | 木 |
五黄土星 | 土 |
六白金星 | 金 |
七赤金星 | 金 |
八白土星 | 土 |
九紫火星 | 火 |
表1. 九星の五行
相生
五行の関係には主に「相生(そうしょう)」「相剋(そうこく)」「比和(ひわ)」の関係があり、それぞれ違った作用をします。
図1のように、木 → 火 → 土 → 金 → 水 の順に自分が生み出す、あるいは生み出されるように次々と循環するのが相生です。
九星気学では隣り合う五行同士を「相生」と言い、良い相性となります。
「相生」のうち、自分の本命星を生じてくれる九星との相性が最も良く、自分の本命星から生じる九星は2番目の相性です。
図1を参考に、本命星が「三碧木星」と「四緑木星」(=木の五行)の人にとって最も相性の良い九星は「一白水星」(=水の五行)、2番目に良い相性となる九星は「九紫火星」(=火の五行)ということです。
図1. 五行の相生
相剋
図2のように、対角線上の相手を攻撃する、あるいは攻撃されるのが「相剋」で、悪い相性となります。
図2. 五行の相剋
比和
「比和」とは同じ五行同士のことを言い、相性は良いと判断します。
九星ごとの吉方位・凶方位一覧
吉方位や凶方位を知るには、まず自分の生年月日から本命星を調べます。(20歳未満の方は月命星も調べます)
次に、図1と図2を参考に自分の本命星と相生、相剋、比和する九星を確認します。
下の表は九星の相生、相剋、比和を一覧にしたものです。
本命星 / 吉凶 | 生気(大吉) | 比和(中吉) | 退気(吉) | 死気(凶) | 殺気(大凶) |
一白水星 | 六白金星 七赤金星 |
三碧木星 四緑木星 |
九紫火星 | 二黒土星 八白土星 |
|
二黒土星 | 九紫火星 | 八白土星 | 六白金星 七赤金星 |
一白水星 | 三碧木星 四緑木星 |
三碧木星 | 一白水星 | 四緑木星 | 九紫火星 | 二黒土星 八白土星 |
六白金星 七赤金星 |
四緑木星 | 一白水星 | 三碧木星 | 九紫火星 | 二黒土星 八白土星 |
六白金星 七赤金星 |
五黄土星 | 九紫火星 | 二黒土星 八白土星 |
六白金星 七赤金星 |
一白水星 | 三碧木星 四緑木星 |
六白金星 | 二黒土星 八白土星 |
七赤金星 | 一白水星 | 三碧木星 四緑木星 |
九紫火星 |
七赤金星 | 二黒土星 八白土星 |
六白金星 | 一白水星 | 三碧木星 四緑木星 |
九紫火星 |
八白土星 | 九紫火星 | 二黒土星 | 六白金星 七赤金星 |
一白水星 | 三碧木星 四緑木星 |
九紫火星 | 三碧木星 四緑木星 |
二黒土星 八白土星 |
六白金星 七赤金星 |
一白水星 |
生気(大吉)の方位の意味と現象
「生気」とは五行の「相生」となる方位を指しますが、相生のうち自分の本命星を生み出してくれる方位で、大吉です。
「生気」の方位には次のような特徴があります。
- 生気の吉方に向いて建築移転などをすれば、天徳の恵を受けることになる。
- 気力旺盛となり心眼開いて先見の明がある様
になる。 - 高貴・
目上の人の引き立てを受け良途に進み計画する事業が悉く成功して 大いなる満足を得る。
生気の方角を家族に例えるなら、自分の実家(親元)に帰るような具合です。親は子供が帰ってくれば嬉しいもので「よく帰ってきてくれたね」と言って喜んでもてなしてくれます。
この方位の会社へ就職すれば、欲しかった人材が来てくれた事となり大切に
一時的に助けが欲しい時、切羽詰まった時に使うと大吉となるため、この方位にある病院や神社などがあれば利用してみると良いですよ。
ただし、この方位は初めは良くてものちに吉運が弱まるため、若い時より歳をとってから使う方が良いのです。
初めから大切にされたり若いうちに使うと、図に乗ったり、自惚れから他人から嫌われる恐れがありますから、その点には注意しましょう。
比和(中吉)の方位の意味と現象
「比和」とは五行の「相性」となる方位のうち、本命星と同じ五行の方角で中吉です。
「比和」の方位には次のような特徴があります。
-
地位、資格、実力等が自分と同格の者からくる親善関係の喜びである。故に比和は兄弟同僚盟友に助けあい、提携して有利に効果をあげる吉方である。
「比和」の方角を家族に例えると、兄弟姉妹のところへ遊びに行くような感じで、上手く気があって共に仲良くやる事が出来る意味があります。
共同事業などは特に良いですが、ただしお互いの間に上下の区別がなくなると、内輪揉めが起きやすくなるのでくれぐれも注意が必要です。
ポイントは感謝の気持ち
退気(吉)の方位の意味と現象
「退気」とは五行の「相性」のうち、自分が生み出す星の方位を言います。
「退気」という字からはあまり良いイメージはしないかもしれませんが、吉方位と考えます。
「退気」の方位は次のように考えられています。
- 退気とはまずは我を損じて彼に益し、自ら努力して他人を援助する道
である。 - 人類は天地の恩恵によりて生育発育するものであり、
生まれながらにして天から命じられた「使命」と、 自ら尽くすべき「本義」がある。 「使命」と「本義」とを完全に成し遂げるためには「退気」の吉方を用いるのが 一番良い。 此の吉方に向かえば、如何なる怠け者でも大いに後悔して人生の真目的 に向て奮闘する事になる。 自分の心身を強くすると共に、世を利し人を利益するから求めずして 天徳を与えられる。 退気吉方による努力は、人生最大の幸福を無限に受けて、子孫に その余光を浴すことができる。
家族に例えるならば、自分の子供のところへ行く様な感じです。親は子供が何よりであることから、自分の事よりまずは先方の事、相手の事を考えて働くようになり必ず成功する方位と考えます。
例えば、お店を開いたら消費者の立場になって品物を売ったりサービスを考えたりしますよね。
そのようなお店は、消費者にとっては安心できやがて信用が付いてきます。
特に、人目に出る様なとき(入学、就職)に使うと大吉となる方位です。
四柱推命では「退気」の方位は、女性にとって「子供の星」に当たります。
親は子供の事を第一に考え働くことから、初めて働きに出るときにこの方向へ行くと出世すると言われています。
ただし、四柱推命的に日干が強い人や若い時にそこそこ運のある人は、最初に使うのは「死気」や「殺気」でも問題ありません。
反対に、比肩・劫財が大過している命式や破格の人は「死気」「殺気」は避けてください。
比肩、劫財、破格については、「【四柱推命の命式解説】理想は五行が平均していること。波風の少ない人生が一番!」を参考にしてください。
死気(凶)の方位の意味と現象
「死気」とは五行の「相剋」となる方位で、自分の本命星が攻撃する九星の方角で凶となります。
自分が相手を攻撃すると同時に、自分の体力も消耗することから、自分の持ち前の良い性質が発揮しずらい方位と考えます。
先方(相手)を傷付けたりもしますが、「死気」には相手から自分の心気を害せられることとなり、気力衰退、事業の中断、精神状態の悪化(うつ病)を招くと考えられています。
営業、販売では、二級品を一級品として売り付ける様なもので、
全ての物が次第に悪く成って行くような方位であり注意を要します。
殺気(大凶)の方位の意味と現象
「殺気」とは五行の「相剋」となる方位で、自分の本命星を攻撃してくる九星の方角です。最も悪い大凶の方位です。
「殺気」は「死気」とは反対に、自分が相手を傷つけたり、喧嘩を売るなど自らの言動によって相手の心気を害して関係悪化を招きます。
たとえ初めは自分が有利に見えたとして、最後は墓穴に入ることになります。
自分が攻撃される位置であり、いきなり殺される様なもの。
騙されたり殴られたり元も子も無い事になって、少しも良いことは無い方角です。
「殺気」の方位はくれぐれも使わないよう気をつけましょう。
死気(凶)や殺気(大凶)方位へ移動してしまったら
引越しや移転など自分の都合で予定を予定を変えることが出来ず、死気や殺気の方角へ移動しなければならない時もありますよね。
死気と殺気の凶の場合は、神社でお祓いすればOKです。この時注意したいのは、方位に強い神様にお願いするということです。
方位の神様は関東では寒川神社さま、関西では方違神社さま有名です。
そしてお守りではなくお札をもらってください。実際にお参りに行けるのであれば3,500円程度のお札を、遠方で出向くことが出来なければ、通信祈祷で5,000円程度で良いでしょう。
九星気学では悪いことは悪い方角で使えば益々悪くなり、良い方角で使えば更に良くなると考えますので、もし死気や殺気の凶を使ってしまったのなら、お札を購入して神棚に祀っておくと悪い気から守ってもらえますよ。
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