【ネットで学ぶ占い四柱推命】生日干支が暗示する運勢の吉凶と適性・才能 -乙編
この記事はこんな人におすすめ!
・乙日生まれの人
・四柱推命占いが好きな人
・四柱推命占いについてもう少し深く知りたい人
この記事では、生日干支(=生まれた日の干支)が「乙丑」「乙亥」「乙酉」「乙未」「乙巳」「乙卯」の干支ごとの運勢の吉凶や性情などを解説しています。四柱推命占いに興味のある人や乙日生まれの方には参考になる記事になっています!
ご自身の生日干支が分からない方は、こちらのサイト(四柱推命運命式作成(精密版)でご自身の生日干支を調べることができますのでチェックしてみてください。性別、生年月日、時間(分かれば)を入力して、運命式作成ボタンをクリックすれば自動で算出してくれます。
例:下のような命式の場合、生日干支は赤枠の「壬午」になります。
60干支については「【ネットで学ぶ占い四柱推命】四柱の意味や60干支と12支を詳しく解説」の中に説明があるのであわせてどうぞ。
もくじ
日干が「乙丑」の人の吉凶
乙丑(きのとうし)=納音は海中金(かいちゅうきん)・・・ツル性の生木
地支の丑は水を多く含んだ湿土で、その上に生えた若木です。故に雨天も晴天も良いが、水が無く火が命中で強ければ草木は弱ってくる。もし、その上に刑冲害などがある時は、短命と成るか病弱となり運命も発展の望みが薄くなります。
この日生まれの人は二三番目として生まれ、活動的でよく働き大人しい人ですが、食欲旺盛でゲテもの食いです。人の倍食べて人の倍働く。長寿となる人が多く色欲のほうもゲテもの食いである。秋冬月生まれは長寿。夏の生まれは偏官を見ると凶運となりやすいが、食神によって制圧するか印星に洩らせば好運です。
蔵干が【癸】倒食となる人:盛運であった生家が衰えて自分は片親に離れるか技芸学術によって生活すると発展する。他にも倒食があれば、夫婦縁に妨げが生じ、女性は子供とも不縁となる。
蔵干が【辛】偏官となる人:分家か養子筋の家柄である。女性は養子を向える象ですが、男女共に他郷に出る。運勢に盛衰あり苦労する、ただし他に財星があれば、開運の道あり。女性は夫のために苦労するが、財星があれば却って後に良縁がある。
蔵干が【己】偏財となる人:父親との縁が薄いが、自分は他郷に出て一度は成功する。社交性もあるが、努力する割りに良く無い。他に比肩や劫財があると経済的な苦労が多い。食神や財星があれば夫婦親子が協力して発展す。
宅神=庚申 破宅神=丙寅 墓石=甲子 墓神=庚午 天冲絶迹=甲戌・乙亥
日干が「乙亥」の運勢の吉凶と適性・才能
乙亥(きのとい)=納音は山頭火(さんとうか)・・・接木した木
木の上に木を接いだ意味がある。生日十二運は死となりますが、亥には壬の印綬があり日干を助けています。また、甲の劫財もあって日干を補いており、中年以降に思わぬ地位財産を得る象あり。
多くは二三番目に生まれて他家の相続人となる。人柄は善良で言葉数も少なく勤勉な人ですが、それだけに陰気な感じがする。それでいて短気なところもあり、人の話なども半分聞いただけで自説を主張する所がある。男は初婚の妻とは生死別の事あり再婚となりやすい。女性の場合は性格が強い。
蔵干が【戊】正財となる人:良妻を得るが後で不満が生じるか妻が病弱となる事が多く、離別となりやすい。再婚によって却って丈夫な妻を得てよい夫婦生活を送る。
蔵干が【甲】劫財となる人:分家などをせず身内と離れて他家を継ぐか他姓を名乗る。又は芸名・ペンネームを使う。
蔵干が【壬】印綬となる人:両親は健全であり賢明です。その徳を自分が受け継いでいるが自分は親の元を離れて家運を発展させる。
宅神=庚午 破宅神=丙子 墓石=甲戌 墓神=庚辰 天冲絶迹=甲申・乙酉
日干が「乙酉」の運勢の吉凶と適性・才能
乙酉(きのととり)=納音は井泉水(せいせんすい)・・・良い香りの盆栽
清潔感があり溌剌として人に愛される。命式中に財星、官星、印綬等があって、刑冲害が無ければ益々人に可愛がられます。然し、刑冲害などがある場合は、折角の名木も型を破り不運の人生を送る事になる。之は日支の酉の中に辛の偏官があって、日干を尅し生日十二運は絶となる。「絶中生あり」もこの絶には通用しない。何故なら酉の中には日干の乙木を生じる水が含まれていないからである。故に他柱に偏官を制圧する食神か日干の乙が庚と干合して金と化すか、印綬があって日干を生じない限り常に災い多い命なり。
この日生まれは二三番目の生まれが多く、人柄は聡明ですが、自尊心が高い。活動的で善良な人柄ではあるものの、その行動は熱しやすく冷め易いところがある。男女共に肥満型と痩せ型の両極端になる。
命中に偏官が三つあれば、私生児として生まれた者もあり、男で身旺の人はヤクザ者と成り易く、妻と死別して目を悪くしやすい。女性は親子肉親との縁が薄く、幼少の頃身体が弱くよく病気をする。男は子供縁が薄く、子供のために苦労する。男女共に不要の出費アリ。
蔵干が【庚】正官となる人:女性は賢明な夫に縁があり男性は妻は容姿端麗な人を得るが男女共に中年までに生死別あり。
蔵干が【辛】偏官となる人:社会的には人の上に立つ象あり。女性はその様な人を夫とする。然し運命的には色んな変転があり、苦労が多く配偶者や子供との生死別のことが生じやすい。
宅神=庚辰 破宅神=丙戌 墓石=甲申 墓神=庚寅 天冲絶迹=庚午・辛未
日干が「乙未」の運勢の吉凶と適性・才能
乙未(きのとひつじ)=納音は沙中金(さちゅうきん)・・・藤や蔓性の木
乙木は単独では上に伸びる事は出来ません。故に寅や甲などの健木に巻きついて上に上ります。その上で、水の助けを受けると好運となります。健木の無い生まれでも節の深い生まれは、巳の蔵干が現われて財星となり、社会的な発展があります。
秋や冬月の生まれは、太陽の光が衰えて暖気が不足しますから、丑の冲や戌の刑を喜びます。この日の生まれは二三番目が多く、温厚で社交家です。多少欲の深いところがありますが、先見の明あり。他家の相続人となる方が運勢的も良いが、そうで無い時は例え社会的な地位や財産を得ても長続きせず、また体質的には勢力旺盛ですが、腫れ物に掛かり易い。
命中に金が多い人は脳を患いやすい。また他柱に乙丑がある人は、横腹や大腸・鼻の病気が生じやすい。女性は最も女性らしい所があるが、勢力旺盛なだけに悪くすれば淫乱的な行動を取る人あり。
蔵干が【丁】食神となる人:健康で長寿、運勢も良く衣食住に恵まれる。全て順調に発展する。
蔵干が【乙】比肩となる人:日干弱気人は他家を相続。日干強い人は兄弟で他家の養育を受ける事あり。運命的には人柄正直にして努力家。次第に発展する。
蔵干が【己】偏財となる人:仕事が順調に進み、結婚によって福を呼ぶ。生家を離れ他家の養子となって財を築く。
宅神=庚寅 破宅神=丙申 墓石=甲午 墓神=庚子 天冲絶迹=甲辰・乙巳
日干が「乙巳」の運勢の吉凶と適性・才能
乙巳(きのとみ)=納音は覆灯火(ふくとうか)・・・倒さに挿した生け花
泥沼にあって蓮の花は美しく咲く。水があれば水火既済と言って、物事の平均完成した姿となって純粋清潔。庚・辛の金があれば、一生平和です。その上に若し丙が一つあれば、さらに好命となります。
秋や冬月生まれは吉。春夏生まれは凶事あり、幸福成功が困難となるか短命となりやすい。納音が覆灯火ですから、木気が多い時は風が動いて灯火が消える。また戊辰や己巳の何れかが命中にある時も、風を招いて灯火を消す。即ち富者も長久を得ず、貧者は短命となる。
この日生まれの多くは二三番目の生まれで、よく働き物事を丁寧にする人ですが、得分の厚い割には福分が薄い。文章に明るくまた明朗です。大人しくて人情もあり、言葉使いは柔らかくて円満な人柄です。八方美人ではなく、個性もあり活動努力家です。女性は結婚しても夫婦仲が上手く行かず又は再婚となりやすい。
蔵干が【戊】正財となる人:相当な家柄の娘を妻とするが、比肩劫財や刑冲害などが無ければ幸福です。女性は資産多い家に嫁す運があるが、沐浴があるので失財の件あって、生活上の変化が生じやすい。癸あれば妻浮気の恐れ、女は生活上の苦心あり。
蔵干が【庚】正官となる人:誠実で倹約家です。波乱の無い生活を送り子供も栄える。女はその様な夫に嫁すが、沐浴がある為に夫によって好運を得ながら、後日夫の身上に迷いが出るか、夫婦縁が定まらず苦心あり。男は相続上の面倒がある。
蔵干が【丙】傷官となる人:努力発奮の意思が強く物事を成功に導く。また身内や近親者の養育を受ける事あり。然し、沐浴があって自我が強く人の忠告を聞かず、其の為にしなくてもよい苦労を自らする。女は夫や子供との縁が薄く妊娠して中絶するかお産が重い。
宅神=庚子 破宅神=丙午 墓石=甲辰 墓神=庚戌 天冲絶迹=甲寅・乙卯
*12運の沐浴については沐浴の特徴についてに解説しています。
日干が「乙卯」の運勢の吉凶と適性・才能
乙卯=納音は大渓水(だいけいすい)・・・穀物秀実の木
日常の生活では食禄に恵まれ、命中に正官・財星・印綬の三吉星があるか、または洩らす火の食傷があれば好運は間違いなし。
しかし地支に酉の冲、子の刑や甲の劫財、辰の害があればそれらのとくぶんは減少する。それらが無く、壬寅や癸卯があれば好運を倍化。多くは長子の生まれか相続人になるべき生まれ。
外見は派手ですが、内面は知恵深くして神経質、また締まり屋のところもある。女は外見は最も女性らしいが、案外強情で初婚失敗の暗示。
蔵干が【甲】劫財となる人:相続人に生まれても家業を継がず、他郷に出て別の仕事をするか、新しい家業を興す。命中に比劫多い人は、運命の成敗多く肉親との縁が薄くなる。財産のある人は夫婦生活に異変あり。
蔵干が【乙】比肩となる人:相続人に生まれても家業は自分で創る。配偶者は気性のしっかりした人と結婚し、生月の蔵干に官星や食傷のある人は夫婦協力して発展す。その他は再婚となる人多し。辛酉がある人は天戦地冲となり、生日の干支酷されて弱り、中年になってから仕事上の変化を起こし、後に宗教家となる事あり。
宅神=庚戌 破宅神=丙辰 墓石=甲寅 墓神=庚申 天冲絶迹=庚子・辛丑
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