『大過』とは?四柱推命で同じ星が3つ以上並ぶ命式の意味と向き合い方

日差しの差し込んだ部屋に丸いテーブルとその周りに4つの椅子が置かれているモノクロ画像
四柱推命

この記事はこんな人におすすめ!
・自分の運勢や四柱推命に興味がある人
・自分の性格傾向や隠れた一面を知りたい方
・命式の偏りが気になる人

こんにちは。四柱推命鑑定師のマリーです。

この記事では、命式の中に同じ通変星(または同類の星)が3つ以上ある「大過(たいか)」について解説します。

「自分の命式に偏りがある」「同じような問題を繰り返してしまう」——そんなお悩みをお持ちの方にヒントになれば幸いです。

「大過(たいか)」とは?その意味と背景

四柱推命における「大過」とは、文字通り“多すぎる”という意味。

命式の中に同じ、あるいは同類の通変星が3つ以上並ぶ状態を指します。

一見、吉星が多いのは良いことのように思えますが、実はそうとも限りません。

古くから「大欲は無欲に似たり」と言われるように、過ぎたるは及ばざるがごとし。

本来の吉意が過剰になり、かえってバランスを崩してしまうこともあるのです。

「食神」が大過した場合の例と特徴

たとえば「食神」が命式に3つ以上あるケースでは、以下のような傾向が見られます:

  • 穏やかさや表現力が強まりすぎてマイペース、自分本位に
  • 思考は明晰でも実行が伴いにくい“理論派”に偏る
  • 女性の場合、傷官の作用が現れやすく、夫や恋人との関係にトラブルが生じることも
  • 身体的には消化器系に負担がかかりやすく、慢性的な不調を抱えやすい傾向も

本来、食神は「表現力」「恵まれた衣食」「長寿」といった恵まれた意味を持つ吉星です。

しかし、それが大過すると、吉意が裏目に出てしまうのが特徴です。

命式は“偏り”だけで判断できない

ただし、誤解してはいけないのは——

四柱推命は「五行のバランス」を基本とする学問であり、通変星だけを見て命式を断じるのは危険です。

五行の偏り、干支の組み合わせ、運気の流れ(大運・流年)など、全体像を丁寧に読み解くことが重要です。

それでも、通変星の並び方によって「その人が持ちやすい悩み」や「思考・行動パターン」の傾向が見えてくることも多くあります。

大過を活かすには?開運のヒント

では、大過がある命式を持つ方はどうすればよいのでしょうか?

ポイントは「多い五行を活かす」ことです。

  • 多い五行が生み出す五行に関わる仕事や行動を選ぶ
  • 大運でその五行が巡ってくる時期に積極的に動く
  • 自分の偏りを理解し、周囲とのバランスを意識する

また、大過があるからといって悲観する必要はありません。

中には、大過していても「格が高い」とされる命式も存在しますし、向き合い方次第で大きな強みにもなり得るのです。

最後に:偏りは“その人らしさ”でもある

人は、持っている星を“自然と使いやすい”傾向にあります。

偏りがあるということは、得意なこと・無意識に選ぶ生き方にも表れている証拠です。

だからこそ、自分の命式の「癖」や「バランス」を知ることで、自分に合った生き方や選択を見つけることができます。

それが開運の第一歩になると、私は感じています。

— 四柱推命鑑定師 マリー

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