【ネットで学ぶ占い四柱推命】生日干支が暗示する運勢の吉凶と適性・才能 – 己編
この記事はこんな人におすすめ!
・四柱推命占いに興味がある人
・己日生まれの人
・占いを勉強したい人
この記事は、四柱推命生日干支シリーズの己編、生まれた日の干支(=生日干支)が「己丑」「己亥」「己巳」「己卯」「己酉」「己未」となる人に向けて、それぞれの干支ごとの運勢の吉凶や適性や干支が暗示することを解説します。
生日干支が「己」の人はもちろん、四柱推命占いに興味がある人や占い師になりたい人にも参考になる記事になっています。
生まれた日の干支が分からない方は、下の参考サイトから干支を出してみましょう。生年月日と生まれた時間を入力するだけでOKです。
参考サイト:サイト(四柱推命運命式作成(精密版)
もくじ
日干が「己丑」の運勢の吉凶と適性・才能
己丑(つちのとうし)=納音は霹靂火・・・肥えた水田
生日12運は墓となり、丑の蔵干中には財星があっても官星となるものは無し。若し、丙寅の時刻に生まれた時は名誉あり。また、生月の干支から日干が助けられる時も同様に名声を得る。
日干の己は田畑の土、丑は湿土故に同じ土でも丑の土は水田とする。命中に水の潤いと太陽の光がある時は結実多く好命。命中に未があって冲となる時も好運で、印星と偏官が共にある時は文武両道に秀で功名をなす。
納音は火であり「天将の火」とも言い天乙貴人。権威が有って福多し。命式が良ければ名声を得て、巧を成す。
この日生まれの人は、何番目に生まれても相続人となる。外見は大人しくても多少偏屈なところあり。経済的観念が強く貯蓄性が強い。義理人情も厚く人の面倒見が良い。
蔵干が【癸】偏財となる人:仕事に恵まれて発展するが父と離れてから運勢の変転が多くなる。
蔵干が【辛】食神となる人:勤め人、或いは衣食住に関する仕事について中流以上の生活をする。食神を強化する比劫が無いと初老で死亡する。女は子供と生死別の件あり。
蔵干が【己】比肩となる人:兄弟身内との縁が薄く生死別あり。運命の変転も多く、資産ある家で養育されるか相続人となって身内の世話をする事になりやすい。
宅神=甲申 破宅神=庚寅 墓石=戊子 墓神=甲午 天冲絶迹=丙午・丁未
日干が「己亥」の運勢の吉凶と適性・才能
己亥(つちのとい)=納音は平地木・・・泥土湿地
生日十二運は胎。日支の蔵干には正官と正財となるものがあって好運な生まれ。丙寅の時刻に生まれた人は、社会的に名声を上げる。辛亥・辛巳・辛酉の金を嫌うため、これらの干支が命中にあれば苦心多い人生となる。
この日生まれは英才の人が多く、衆人に秀でる。丙の火を最も喜び、水の多い命式と木の多い命式を嫌い、福寿を損ずる事になる。
この日生まれの人は順が定まらず、内面的な性格は明朗で敏速、進取的。常に新しい事を考える。
蔵干が【戊】劫財となる人:兄弟身内との縁が薄く、また配偶者も変り易い。家庭内に複雑な事情あり。平和な家庭を築くには努力要す。
蔵干が【甲】正官となる人:名前と信用を重んじる。家庭平和で愛情に包まれ発展す。
蔵干が【壬】正財となる人:資産多い家の娘と結婚す。または夫婦協力して家業を発展させる。
宅神=甲午 破宅神=庚子 墓石=戊戌 墓神=庚辰 天冲絶迹=庚辰・辛巳
日干が「己巳」の運勢の吉凶と適性・才能
己巳(つちのとみ)=納音は大森林・・・良く肥えた田畑の土
生日十二運は帝旺で強い生まれ。しかし、巳の火によって乾燥した田園の土になります。命中に劫財の土があれば、土の大過現象となり運勢も滞る。また火と土の多い時と金と水の多い時も、どちらも片寄った命式となって凶。
己巳は風によって常に揺らぎ、根元が危ないと言う。そこで東方木気の大運が来たら発展します。西方金気の運を嫌い、北方水気の運は乾燥土を潤すので吉となり災いを免れます。
この日生まれの多くは二三番目となり、兄弟姉妹が欠けて長男長女となる人もある。性格は表面は大人しそうですが、芯は強情で勝気、義理人情にも厚いが嫉妬心も強い。命式が良ければ一国一城の主となる。女性は妾の立場であっても、後日本妻となる運力あり。
蔵干が【戊】劫財となる人:他家の養子にならなければ他郷で死亡する。他家または生家、そのどちらかの相続人になっても家業は継がず、自分で新しく仕事を始めます。
命中に他にも比肩か劫財のある人は、運命の変転が多くなり、財星もあれば再婚は免れません。この場合は不正直となり、大運と歳運が劫財となる時に大失敗する暗示があり注意。
蔵干が【庚】傷官となる人:片親との縁が薄く人柄は聡明多才です。学術技芸によって成功する。但し、命中に傷官が多ければ運命の変転が多く、女性の場合は再婚となりやすい。
蔵干が【丙】印綬となる人:賢明な母親の徳を身につけて学業技芸の上達も早く、人の上に立つ器量を持つ。また家業も盛大となる。
宅神=甲子 破宅神=庚午 墓石=戊辰 墓神=甲戌 天冲絶迹=庚戌・辛亥
日干が「己卯」の運勢の吉凶と適性・才能
己卯(つちのとう)=納音は城頭土・・・痩せた土
生日十二運は病。また日干は土、日支は木となり、日支の木は日干の土を尅するので日干は弱った状態。
納音は城頭の土であり、甲戌・乙亥・己未等の納音の火を喜びます。またこの場合は、地支の卯が三合会局、または支合となるため好運となり、福寿厚し。但し命中に死や絶の12運がある時は、その好運が弱くなる。
日干が日支によって尅され弱っているから「痩せた土」と表現しますが、本人の体系が痩せているわけではない。
命中に丙や丁の印星があれば、日干を助けて好運となり、冲となる酉や刑となる子を最も嫌い、この場合は胃が弱くなる。
戊寅があれば胃腸や皮膚の疾患があり、己巳や癸卯があれば生活が貧しく人格も劣ります。
この日生まれは二三番目が多く、相続人となる人は他郷に出る。神経過敏症で猜疑心が強く、目の悪い人が多い。
学術や技芸の発達が早く、また適しています。偏官の運や卯の運が来た時に財産争いあり。
命中に己酉があれば、腰または脚部に故障が生じる。
蔵干が【甲】正官となる人:生家は血統正しい家柄ですが、親と死別してから不運になりやすい。女性は結婚生活に悩む事が多い。但し、財星か印綬があれば開運の道がある。
蔵干が【乙】偏官となる人:生家は多くの人を使っていたり、または人の上に立った家柄ですが、家運の成敗があって他郷に出る事になります。女性の場合は結婚にトラブルあり再婚となりやすい。
宅神=甲戌 破宅神=庚辰 墓石=戊寅 墓神=甲申 天冲絶迹=庚申・辛酉
日干が「己酉」の運勢の吉凶と適性・才能
己酉(つちのととり)=大駅土・・・土砂の田地
生日支の酉には財星も官星も含んでおらず、食傷を蔵するのみであるため、名誉よりも利益のほうに重点を置き易い。
納音は大駅の土。日干の酉を生じて土は弱くなります。そこで命中には、火があって土を助ける必要あり。丁卯や丁酉の納音の火を喜びとする。故にこれらの干支が命中にあれば好運です。
反対に、辛卯や辛酉の納音木となる干支が命中にある時は、短命となりやすく災いも多い。癸卯があれば膝に疾患の暗示。
日干の己の土は酉の金の上にあるため、己土は肥料を含まず。故に、之を「実り少ない土砂の田地」とする。もし印綬があって、日干を助ければ名誉と富を得るが、刑冲害あれば苦労多くて実り少ない人生を送る。
この日生まれは長子か末っ子が多く、案外とわがままで色情関係についても迷いが多く、折角の好運や平和な家庭を捨てて、自らを堕落させる人が多い。
蔵干が【庚】傷官となる人:将来性を高く買われ、身内兄弟共に幸福となる。明朗で歌を好み、学術技芸にも長じる才能あり。しかし、運勢は前半と後半とで逆転する事多し。
蔵干が【辛】食神となる人:平和で無難な人生です。性格も明朗で心も広く、学術技芸にも長じる才能あり。苦難にあっても自然に解消する幸運児。しかし、冲となる卯が命中にある時は、折角の好運も崩れ易い。
宅神=甲辰 破宅神=庚戌 墓石=戊申 墓神=甲寅 天冲絶迹=庚寅・辛卯
日干が「己未」の運勢の吉凶と適性・才能
己未(つちのとひつじ)=納音は天上火・・・段々畑
生日十二運は冠帯となり強い。本来好運な生まれながら、生日支の未には官星を臓しながら財星の蔵干が無い。丙寅の時刻に生まれた時は、貴命となり名誉あり。
納音は天上の火であり、冬春月生まれは、臨機応変の才能あって幸福となる。
夏月の生まれは、我が強くなりやすく、協調性に欠ける。
秋月の生まれは、始めは吉運であっても後半に凶となる恐れあり。
この日の生まれは、偏官を恐れずかえって福力厚し。己の土が未の上に重なり、それも乾燥しているから「段々畑の土」と見る。
命中に木と火があって耕作する事を喜ぶ。金や水がある時は、土が流されるので凶。
支合、三合や干合を好み、刑冲害あることを嫌います。命中に土が多いと目の病気を患いやすい。
この日生まれの人は、同姓の兄弟姉妹が三人あり、大人しく善良な人柄です。信用も厚く、お金儲けが上手。
蔵干が【丁】倒食となる人:学芸・学術、または九流業によって地位名誉を握る。片親とは縁が薄い人が多い。
蔵干が【乙】偏官となる人:分家か養子筋の人。本人の努力によって成功する人です。臨機応変の才能によって時流に乗り発展する。女性は賢明な夫と結婚するも、苦労させられる。
蔵干が【己】比肩となる人:兄弟、身内共に幸福であり、養子になったり他郷に出て生活する。交際上手が身上で、それにより発展する。
宅神=甲寅 破宅神=庚申 墓石=戊午 墓神=甲子 天冲絶迹=丙子・丁丑
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