【ネットで学ぶ占い四柱推命】生日干支が暗示する運勢の吉凶と適性・才能 – 辛編

辛日生まれの運勢の吉凶
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この記事はこんな人におすすめ!
・四柱推命占いに興味がある人
・辛日生まれの人
・占いを勉強したい人

この記事は、四柱推命生日干支シリーズの「辛」編。生まれた日の干支(=生日干支)が「辛」になるのは「辛卯」「辛丑」「辛未」「辛巳」「辛亥」「辛酉」6つがあります。

それぞれ干支ごとの運勢の吉凶や適性や干支が暗示することを解説していきますので、生まれた日の干支が辛日となる人はもちろん、四柱推命占いに興味がある人や占い師を目指している人にも参考にしてください。

日干が「辛卯」の運勢の吉凶と適性・才能

辛卯(かのとう)=納音は松柏木・・・古木の精

生日十二運は絶となって弱い。故に命中に印綬があって助けるか、または丙戌があれば社会で重く用いられる。

印綬がなくて食傷が多い時は、漏気過多となって日干が弱り役にたたない事となる。

春や夏月の生まれは努力して発展し志望を達成できるが、秋や冬の生まれは活動力はあっても物事から挫折し易い。

財星が強く納音も木なので火を嫌う。

この日生まれは二三番目が多く親元を離れるか、故郷を離れて遊学する人多が多い。

人柄は短気で時には意外なことを平気でする。

この日生まれの多くは技芸・学術方面に従事して成功する人が多く、一般的な商売では一時的には好調であっても、人のために失敗する事あり。

また常に不必要な出費がある人で、晩年には病気になりやすくリュウマチや目の疾病には注意すること。

また不倫の子供を作ったり子供に頼れないことあり。結婚も一度では済まずに女性関係で苦労する。

蔵干が【甲】正財となる人:男性は相当な家庭の娘を妻とするか、その様な家に養子に行く。

女性は婿養子を迎える。もし他家に嫁入りすれば夫と生死別しやすく、女主人として生活する。

男女共に一度は財産を失う様な目にあう。(資金管理は慎重に)

蔵干が【乙】偏財となる人:家業の盛んな家庭から妻を迎える。そしてその商売を営む。

また他郷に出ることあり。自分の所帯を持つ頃には父との縁が無くなる場合が多い。

宅神=丙戌   破宅神=壬辰   墓石=庚寅   墓神=丙申   天冲絶迹=甲午・乙未

日干が「辛丑」の運勢の吉凶と適性・才能

辛丑(かのとうし)=納音は壁上土・・・土中から取り出したばかりの金

十二運は養で日干は弱い生まれ。蔵干の中には財星も官星もありませんが、それだけでは不運な生まれとは
言えない。

命中に印星があって日干を助け、更に財星を生じる食傷があれば秀才の誉れが高くなる。

納音は碧上の土ですが、木によって尅されても丑の蔵干に辛があるから恐れず。

この日生まれは性格も剛健で福分も多いほうです。ただし丁の偏官があって、食神か印星が無い人は凶運になる。

この日生まれは二三番目が多く、人柄は気が小さく短気なところもあり。

若い頃には気管支炎系統の病気になる人あり。

身内縁者との縁は始めは悪いが、自分の世代になってから良くなる。

蔵干が【癸】食神となる人:経済的に安定した中流の家庭を築く人です。多くは官公庁や会社勤めになる。

日干の弱い人は養子を向えることがあり、女性は良い子供に恵まれやすい。

蔵干が【辛】比肩となる人:正直な人柄で努力家であり、次第に開運してゆきます。

日干が強い人は兄弟で養子となる事があり、日干の弱い人は自分が養子となるか向える。

蔵干が【己】倒食となる人:片親との縁が薄く、親の再婚によって養子の立場になります。

また運勢の成敗も多い人ですが宗教・学術・技芸・医師などの職業に従事すれば安定した生活が得られます。

宅神=丙申   破宅神=壬寅   墓石=庚子   墓神=丙午   天冲絶迹=戊辰・己巳

日干が「辛未」の運勢の吉凶と適性・才能

辛未(かのとひつじ)=納音は路傍土・・・鋳型に入った金

生日十二運は衰となり強いとは言えません。

そこで日干を助ける印綬か倒食があればよい。その上で食傷があれば発展成功する。

しかし印綬や食神を痛める星がさらに命中にあれば、名誉は有っても長続きしない。

この日生まれの人は二三番目が多いが、中には長子の人もある。

人柄は言葉少なく、物事に対して自分の意思をはっきり表現しない所があるが、全てに円満主義で他人の事を先に考える人です。

温厚で保守的であり、女性は家庭の主婦として良妻賢母型が多い。

蔵干が【丁】偏官となる人:故郷を離れて他郷に出る人であり、始めは苦労が多いが命中に財星があれば発展します。

女性は夫の事で苦労しますが、これも財星がある時は良い夫と結婚して幸福になる。

蔵干が【乙】偏財となる人:活動家であり、両親以外の人の養育を受けて成長する。苦労する事もあるが、命中に食傷のある人は夫婦協力して開運します。

しかし、比肩や劫財の多い人は努力しても破れることが多く、金銭面の苦労が多い。

蔵干が【己】倒食となる人:学術・技芸・医師など特別な職業によって発展成功する人です。

一般の商売人などになればかえって苦労する事が多い。

他にも倒食があれば夫婦生活に悩みが生じ女は子供に恵まれないか縁が薄くなる。

宅神=丙寅   破宅神=壬申   墓石=庚午   墓神=丙子   天冲絶迹=戊戌・己亥




日干が「辛巳」の運勢の吉凶と適性・才能

辛巳(かのとみ)=納音は白蝋金・・・石の中の宝石

生日十二運は死。日干の金は弱いように見えるものの、日支巳の蔵干には印綬があって身を助けて、正官もあって品位備わります。

また、その印綬も正官も共に強いから幸運な生まれです。

命中に水があればこの宝石は光を発して好運を受けます。

その場合天干に水がある方が良く、地支にあるのは次となる。

もし天干に丙があれば「丙辛化水」となり、その場合は亥の冲を喜びます。

この日生まれは心に悪意は無く、身体も健康です。

秋冬の生まれは好命。春夏の生まれは七分の凶に三分の吉あり。

但し命中に丙辰は乙巳・戊午の納音火を見る事を嫌う。

丙申があれば「鴛鴦の合」となるが、月や時間にこの干支があれば手に故障が生じ易い。

この日生まれは長子もあり二三番目もある。

人柄は大人しく気の小さなところもあって取り越し苦労となりやすい。短気な面もあり。

身だしなみがよくてお洒落である。男女共に紳士淑女型の人で、虚勢的な行動をする欠点がある。

男は女性関係で苦労する事あり。

蔵干が【戊】印綬となる人:家柄も血統もよく大人しくて真面目です。幸福な生活を送るが自分の世代になってから家が衰える。

しかし結婚前に家運が衰えていれば、かえって結婚後に家運が盛大となる。

蔵干が【庚】劫財となる人:異性の兄か姉があり自分の力になってもらえるが、自分が幸福になったら身内兄弟との離別がある。

蔵干が【丙】正官となる人:成果が栄えた頃の生まれでありその徳分を受ける。ただし、自分の代になって失敗しやすく人から軽蔑されるような暗示あり。

しかし命中に財星があれば開運する。女性の場合は頼りにならない人を夫にする傾向あり。

宅神=丙子   破宅神=壬午   墓石=庚辰   墓神=丙戌   天冲絶迹=丙申・丁酉

日干が「辛亥」の運勢の吉凶と適性・才能

辛亥(かのとい)=納音は釵釧金・・・水底の珠玉

生日十二運は沐浴。亥の蔵干には壬の傷官と甲の正財があり、壬は甲を生じて財星が強くなる。

しかし印綬は弱く、官星となる五行蔵干も含んでいないから半吉の運命と見る。

命中に亥と支合する寅があれば、宝石は光を発して頭角を現して成功するが、土や水が命中に多い時は水底にある珠玉(しゅぎょく)は世に出る事ができず、一生苦労多い人生となる。

この日生まれは二三番目の人が多く、家庭内に複雑な事情がある。

家運が衰えたころの生まれです。人柄は剛情で勝気であり得手勝手な行動をするところがある。

女性の場合は夫縁無しとされる。

家運は成功と失敗を繰り返し、安定し難いことが多い。

蔵干が【戊】印綬となる人:家運が衰えたころの生まれで初め苦労する。

自分の代になってから仕事上の悩みや住所の変動が多くなり、安定した生活を得るために苦労する。

蔵干が【甲】正財となる人:財産の多い家庭から妻を迎えるが、その妻の身上についてトラブルが生じやすい。

蔵干が【壬】傷官となる人:努力家であり器用でもあるが、プライドが高く人の言葉に耳を傾けないところがある。

短気や思い付きで行動して失敗することが多くなる。

宅神=丙午   破宅神=壬子   墓石=庚戌   墓神=丙辰   天冲絶迹=丙寅・丁卯

日干が「辛酉」の運勢の吉凶と適性・才能

辛酉(かのととり)=納音は柘榴木・・・珍貴な珠球

「辛」は精錬された「金」であり、高品位のものは黄金の鐘となると言います。

この干支自ら高位にあり、これを珍貴(チンキ)の珠球と称す。

しかし日干の酉の蔵干には庚と辛しかなく、比肩・劫財となり財星も官星もない。故に小吉の運命。

命中に食神か傷官があれば、財を生じることになり幸運。

「癸卯」とか「丙申」の時刻に生まれたときは、貴命となり群衆に長じる栄達を見て、栄誉と富を得ることになります。

「乙卯」が命中にあれば、天戦地冲となり財星も強いので、一度仏門に入っても途中で還俗し商売人となる。

生まれ順が二番目以下の人は必ず相続人としての家庭を築く人となる。

セッカチでよく働き、静かな生活には永続性が無い。

それでいて慈悲心もあり義侠的であり、親子の情も深い。

資産があれば必ず異性問題での苦労が生じます。

蔵干が【庚】劫財となる人:長子に生まれても父の家業を継がず、自分で創業するひとであり、故郷を離れる人です。

命中に比劫が多い時は運勢の成敗が多く、財星のある人は結婚に失敗する人が多いか、うまく行かぬ傾向が強い。

蔵干が【辛】比肩となる人:相続人となる人であるが、仕事は父の跡を継がず自分で創業する。

配偶者は気性のしっかりした人となり、生月支が官星・食傷となる人は、夫婦協力して発展する。

その他の人は再婚とか重婚となる人多し。

宅神=丙辰   破宅神=壬戌   墓石=庚申   墓神=丙寅   天冲絶迹=甲子・乙丑

 

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