四柱推命で占う良い相性悪い相性とは?相性が悪い場合の対処法も解説
この記事はこんな人におすすめ!
・配偶者や恋人、パートナーとの相性を知りたい
・結婚生活がうまくいっていない
・相性が悪かったら時の対処法を知りたい
・四柱推命占いを勉強している
こんにちは。占い師のマリーです。この記事では、四柱推命を使った相性の占い方を解説していきます。
四柱推命占いでは相手の生年月日さえわかれば、配偶者や恋人、友人、親子の相性はもちろん、ビジネス上での自分と相手の相性(優劣関係)など、あらゆる相性を占うことができます。
この記事では中でも「男女の相性(夫婦や恋人)」にフォーカスしています。
サンプル命式を使いながら、具体的な相性の見方の他に、もし貴方が相性の悪い夫(妻)と結婚していた場合の考え方についても触れていきたいと思います。
気になる相手との相性を知りたい方はぜひ参考にされてみてくださいね。
もくじ
サンプル命式
まずは、実際に参考となる命式を出しておきましょう。
男性:1983/08/16 15:30 生まれ
女性:1984/10/24 09:20 生まれ
男性の命式 *()は五行
時 | 日 | 月 | 年 | |
丙(火) | 丙(火) | 庚(金) | 癸(水) | 干 |
申(金) | 子(水) | 申(金) | 亥(水) | 支 |
壬 | 壬 | 壬 | 甲 | 蔵干 |
比肩 | ー | 偏財 | 正官 | 通変星 |
偏官 | 偏官 | 偏官 | 倒食 | 通変星 |
病 | 胎 | 病 | 絶 | 12運 |
女性の命式 *()は五行
時 | 日 | 月 | 年 | |
癸(水) | 辛(金) | 甲(木) | 甲(木) | 干 |
巳(火) | 卯(木) | 戌(土) | 子(水) | 支 |
丙 | 乙 | 戊 | 癸 | 蔵干 |
食神 | ー | 正財 | 正財 | 通変星 |
正官 | 偏財 | 印綬 | 食神 | 通変星 |
死 | 絶 | 冠帯 | 長生 | 12運 |
相性鑑定のポイントと良い相性の条件
相性鑑定のポイント
四柱推命占いで相性を占う場合、お互いの命式で見るべきポイントはいくつかあります。
中でも重要なのが、お互いの日干と日支の関係です。
命式表の赤字部分に注目してください。
- 日干=赤字の「日」の列と青字の「干」の行が交わるところ
- 日支=赤字の「日」の列と青字の「支」の行が交わるところ
そして、その日干と日支の関係性を、
①五行、②十二支、③通変星(補足的に)
の3つの観点から鑑定していきます。
五行が表すことは、お互いの縁の深さや引き寄せあう力、一方、十二支からはお互いのSEXの相性が表れます。
通変星は日常の姿が表れますので、お互いが日々の生活で経験する事柄、傾向や特徴が見えてきます。
良い相性の条件
まず、ざっくりと四柱推命で夫婦(男女)の相性を占うときには、次の3つの条件をクリアしているか否かがポイントになります。
条件1. 男性の日干から見て女性の命式中に財星となる五行があること(=①五行)
条件2. 女性の日干から見て男性の命中に官星となる五行があること(=①五行)
条件3. お互いの生日支と同じ十二支か支合・三合会局する十二支が相手の命式にあること(=②十二支)
これらの3つの条件のいずれかが欠けている場合には、夫婦としてのご縁は薄いと考えます。
ただし、これらの3条件が揃っていても、「刑」「沖」「害」の関係であったり、いずれかの通変星が多すぎたりすれば成り立たないこともあります。
反対に3条件が揃っていなくても、大運や行運などでこれらをクリアしているとき等には、結婚のタイミングとしては問題ないと判断することもあります。
もし、貴方の前に気になる相手が表れた時には、ぜひお二人の相性を調べてみてくださいね。
日干日支を五行から占う
条件1と条件2
はじめに、条件1と2の五行の関係をみていきましょう。
サンプルの命式では、
男性の日干が「丙(火)」、日支が「子(水)」
女性の日干は「辛(金)」、日支は「卯(木)」
となっていることが分かります。
このお二人の場合、男性が陽干日生まれで、女性が陰干日生まれとなっているので夫婦の姿としては理想の形です。
反対の場合は逆縁となり、家庭では妻が主導権を握るような「カカア殿下的な夫婦」となります。
陽干や陰干については「【ネットで学ぶ占い四柱推命】四柱の意味や60干支と12支を詳しく解説」を参考にされてください。
男性の日干(=丙)からみて、女性の命式に財星となる五行(=この例では「金」の五行)があるかを確認します。
女性の命式の日干が「辛」(=金の五行)となっているため、OKです。
この場合、日干に限らず命式のどこかに「金」の五行があればOKですが、このお二人のように男性が陽干日、女性が陰干日生まれ、且つ日干同士が干合している相性は最も理想の相性です。
干合については「四柱推命占いを学びたい人必見!基本の用語と意味「干合・支合・三合・刑・沖・害」」を参考にしてください。
次に、条件2の女性の日干から見た場合ですが、この例では干合の関係なので、条件1がクリアされると自ずと条件2もクリアされることになります。
考え方としては、女性の日干(=辛)からみて、男性の命式に官星となる五行(=この例では「火」の五行)があるかを確認します。
男性の日干が「丙」(=火の五行)であるほかに、時間の柱の「干」にも「丙」(=火の五行があるので、もし日干が丙でなかったとしても、時柱に火の五行があるのでOKです。
日干日支を十二支から占う
条件3
条件1と2がクリアされたので、次に条件3をみていきます。
条件3の日支の関係は、最も重要なポイントと言えるでしょう。
その理由は、十二支からはSEXの相性が表れると説明しましたが、男女のように肌が触れ合う関係では、生物学的(=生殖的)な相性は子孫を残す上でも極めて重要になってくるからです。
見た目の好みとは無関係に、性的嗜好や臭いなどの肉体的な相性は男女間では、外せないポイントなのです。
日支の相性の悪さが、SEXのタイミングが合わない、子供ができない、SEXレスな関係となる、後継ぎとなる子が望めない、などの現象となる場合も多かったりします。
このお二人の場合、男性の日支が「子」、女性の日支が「卯」となりますが、十二支の関係では残念ながら相性は宜しくありません。
「子」と「卯」は「刑」(=礼なき刑)と言われ、
「他人に対する礼儀をわきまえず」「恩に報いず友を売り肉親に害を与える」
ような暗示となります。
そして、その現象としては女性は生殖器系の病気や子供に関する悩み、男性は人からの裏切りの経験となって表れてきたりします。
ちなみに、男女の場合はお互いの日支が「支合」か「三合」しているのが理想です。(命式によっては、絶対条件となる)
「支合」や「三合」について詳しく知りたい方は、「四柱推命占いを学びたい人必見!基本の用語と意味「干合・支合・三合・刑・沖・害」」を参考にされてみてください。
通変星から占う
四柱推命占いではお互いの「日干」「月干」「年干」を比較して、導き出される通変星の関係で相性を占う方法もあります。
日干同士、月干同士、年干同士でそれぞれ特有の事柄を占います。
- 特に日干同士の比較を重視し、性格や思考、性情を占う
- 月干の比較では結婚後の家庭の姿や子供の教育に対する意見の相違などを占う
- 年干の比較ではお互いの第一印象や生まれ育った家庭環境などを占う
ここでは、日干同士を比較した場合の特徴を解説します。
日干が比肩と比肩の組み合わせ
相性は悪くはないが主導権を握るのは妻が多く、お互いの生日支に刑・沖・害があるとトラブルが生じやすい関係です。
日干が劫財と劫財の組み合わせ
相性は良くなく、意見が相容れなかったり、冷淡な関係となりやすいです。
女性の考え方や対応によって吉凶が大きく分かれます。
日干が食神と倒食、印綬と傷官の組み合わせ
基本的に思考や趣味、趣向が異なり相性はあまり良くないです。
結婚に関してはお互いの家庭内のトラブルが生じたり、身内の反対にあったりする暗示があります。
子供がなかったり、会話がすくない夫婦関係となりやすいです。
日干が偏財と偏官の組み合わせ
若い頃は特に恋愛結婚、中年になるとどちらか、若しくは両方が再婚となりやすいです。
相性的には悪くはありませんが、異性関係トラブルが生じやすい関係です。
日干が正財と正官の組み合わせ
とても相性の良い関係です。お互いに良き夫、良き妻となり、良い子にも恵まれ、円満で発展できる家庭を築いていける関係です。
ただし、刑・沖・害がないことが望ましいです。
相性が悪い相手が配偶者や恋人だった場合の考え方
最後に、相性占いの結果が良くなかった場合、そしてそのことで深く悩んでいる方に向けて、私なりの考え方をご紹介したいと思います。
まず、たとえ相性が悪いという結果になったとしても、もちろんそれだけが全てという話ではないですよね。
心理的には不安なモヤモヤとした気持ちにもなりますが、それを知ったからこそできる行動や心がけもあるはずです。
氏神様への参拝
氏神様とは、貴方の住んでいる土地を守ってくれる神様のことを言いますが、地域の守り神でもある氏神様には強いパワーが宿っています。
大抵は歩いて行ける距離にあるはずですので、年末年始以外でも散歩のついでに、フラっとお参りするのでも良いので、手を合わせる習慣をつけてみると良いですよ。
縁あってその土地に住んでいるのですから、ぜひお住いの土地の神様を大切にされてくださいね。
ご先祖様の供養
氏神様への参拝の他には、もっと身近な存在である貴方のご先祖様をご供養するということも一つです。
命式には、ご先祖との関係性(恩恵や因縁)もしっかり出てきます。
もし、貴方が先祖からの負の因縁を受けていたとしても、正しい信仰心もって毎日供養していますと、あの世で力をつけたご先祖様が守ってくれるようになり、不思議と大きな禍に遭うことが無くなったり、気が付くと良い運に恵まれる幸運体質に変化していたりするものです。
貴方の周囲には、貴方を助けてくれたり、見方になってくれるような良い人たちが集まるようになるかもしれません。
日々、平穏無事に生活ができていることの感謝の心が、見えない力となって貴方を守ってくれるようになるのです。
ご自宅に仏壇がない方は、毎日手を合わせることはできませんが、年末年始、お盆やお彼岸の季節には、ぜひご家族揃ってお墓参りに行かれてみてください。
その際には、お願いごとはせずに、ただただありがとうの気持ちを込めてご供養してあげましょう。
もし、占い師から相性に関してネガティブな結果を聞かされ、それに対して解決策を示されなかったなら、まずは貴方の中にある信仰心を育ててあげることを意識されてみてください。
相手の欠点を指摘したり、矯正させるよりも、初めは難しいかもしれませんが、それを受け入れて乗り越えていく方が人としても大きく成長できますし、自信にも繋がっていくように思います。
貴重な時間とお金をムダにしないよう、上手に占いを活用してくださいね!
この記事へのコメントはありません。