【本命星で占う九星気学】誰でも簡単5分でわかる !自分の運気の流れを調べる方法
この記事はこんな人におすすめ!
・自分でも運気の流れが分かるようになりたい
・転職や新しいことを始めるのに良いタイミングを知りたい
・「気」の存在や感覚に興味がある
みなさんは就職(転職)、結婚、新築、起業、独立など新しいことを始める時や行動を起こす時、果たしてそのタイミングが自分にとって良い時期なのかそうでないのか気になったことはありませんか?
この記事では、九星気学の本命星から自分の運気の流れを調べる方法を初心者の方にも分かりやすく解説します。
九星気学の運勢は9年サイクルとなっているので、自分の運気の流れに合わせて事前に新しいことを始めるタイミングや将来の計画を立てることができます。
運気の良い時、逆に運気が低迷している時にはそれぞれ取るべき行動も違ってきますよね。
幸運を掴むだけでなく、大難を小難に、小難を無難に過ごすために、九星気学の運気の流れを行動の指針の1つとして参考にしてみてください。
もくじ
九星気学とは
九星気学の起源と特徴
九星気学は宇宙の中を一定のリズムで循環している「気」の流れに従い、その法則を人の生活や人生の過ごし方にも当てはめ、運気の向上を図る目的で研究された学問です。
起源は古代中国から伝わる易経にあると言われています。易の原理である「数」と「配置」を読み取り、九星がどの位置にあるかによって運気の吉凶を判断していきます。「命術」のひとつですが、中でも「方位」を占うのに強みがあるのが特徴です。
後天定位盤と先天定位盤
後天定位盤(こうてんじょういばん)
九星気学では様々な方位盤を用いますが、基本となるのが「後天定位盤(こうてんじょういばん)」と「先天定位盤(せんてんじょういばん)」です。
後天定位盤は、九星気学の基本となるもので九星がこの方位盤を一定の法則で循環します。
「洛書」と呼ばれる黄河の水底から発見された甲羅の模様から八卦の象を読みとり、そこに9つの星を配置した方位図で縦、横、斜め、どの列を取っても数字を合計すると15になっています。
一般的な方位と東西南北の位置が異なり、上に「南」、下に「北」、左に「東」、右に「西」がくるので間違えないようにしましょう。
そして、人の運勢を判断するときにはこの「後天定位盤」を使います。
図1. 後天定位盤
先天定位盤(せんてんじょういばん)
先天定位盤は、中国最古の三皇の1人「伏義」によって考案された「河図」と呼ばれる八卦の基礎となったものであると言われています。
天に「乾」、地には「坤」並び、他の六卦は陰陽の組み合わせで、「兌」と「艮」、「離」と「坎」、「震」と「巽」が相反する方位に配置されています。
先天定位盤は天地自然行う道とされ、なにものにも支配されない不変の姿を表し、後天定位盤のように時間とともに循環することはありません。
図2. 先天定位盤
運気の移動順
九星の運気は下の図の1から9の順に動き、9の次は1に戻り循環していきます。
それぞれの場所を「宮」と呼び、中心を「中宮」と呼びます。
九星がどの位置にあるかによって運気の流れ(吉凶)が決まり、その年の運勢だけでなく翌年以降の運勢も予測ができるのです。
図3. 九星の循環サイクル
「宮」の名称は運気を表した別名もあります。
九星は後天定位盤に従って、年ごと、月ごと、日ごとに下の1から9の順番で循環しています。
そして、方位盤を一定の規則に従って巡回することから、星が位置することを「回座」と言います。
- 中宮(ちゅうぐう)・・・調整宮
物事を調整すべき時。自発的な行動は控え、状況を冷静に的確に判断すること。 - 乾宮(けんきゅう)・・・強盛宮
たとえ逆境にあっても、自分の信念を貫くことでチャンスに恵まれる時。 - 兌宮(だきゅう)・・・嬉楽宮
周囲の人のサポートを受け、乾宮で掴んだチャンスの土台固めとなる時。 - 艮宮(ごんきゅう)・・・改革宮
リスクや不測の事態に対し、十分な準備をして備えておくべき時。無駄を省き、決して無茶をしないこと。 - 離宮(りきゅう)・・・評価宮
良いと思ったことは躊躇わず実行すべき時。これまでの努力が実る。後半は不安定になる。 - 坎宮(かんきゅう)・・・停滞宮
何かと物事が滞りやすく、予期しないことが起こりやすい時。 - 坤宮(こんきゅう)・・・整備宮
これまでの方針や方向性を守り、信用を大切にすべき時。 - 震宮(しんきゅう)・・・躍動宮
自分の目標や夢を達成するために積極的に行動すべき時。夢に一歩近づく。 - 巽宮(そんきゅう)・・・福徳宮
勤勉、率直、熱意によって万事好調に物事が進む時。
9の「巽宮」の後は、1の「中宮」に戻り9年サイクルで循環していきます。
もっと詳しい運勢を知りたい方は「九星気学で未来の運勢丸わかり!九星の意味と現象を詳しく解説」をご覧ください。
九星の種類と九星早見表
九星の種類
九星は次の9つに分類されます。
- 一白水星(いっぱくすいせい)
- 二黒土星(じこくどせい)
- 三碧木星(さんぺきもくせい)
- 四緑木星(しろくもくせい)
- 五黄土星(ごおうどせい)
- 六白金星(ろっぱくきんせい)
- 七赤金星(しちせききんせい)
- 八白土星(はっぱくどせい)
- 九紫火星(きゅうしかせい)
人はこの九星のうちのいずれかの「気」を吸い込みながらこの世に誕生します。そして、誕生の際に授かる天地の霊気を「本命星」と呼びます。つまり、本命星は生まれた年によって決められているというわけです。
ここで注意したいのは、1月1日から立春までに生まれた人は、前年の九星を採用することです。
生まれた年以外にも、生まれた月や生まれた日にもそれぞれ「月命星」「日命星」がありますが、一般の人事の鑑定では先ず最初に知
ただし、厳密には実際に方位の鑑定では次のように年齢によってチェックするべき星は異なります。
- 生後45日及び60日までは「日」の本命から吉方位を選定する。
- 生後60日より19歳までは「月」「日」の本命二星から吉方位を併用する。
- 二十歳以上は「年」の本命から吉方位を選定する。
九星早見表
下の九星早見表から自分の本命星を確認しましょう。
*立春以前の生まれは前年の九星を採用します。
一白水星 | 二黒土星 | 三碧木星 | 四緑木星 | 五黄土星 | 六白金星 | 七赤金星 | 八白土星 | 九紫火星 |
大正7年生 1918年 満103歳 |
大正6年生 1917年 満104歳 |
大正5年生 1916年 満105歳 |
大正4年生 1915年 満106歳 |
大正3年生 1914年 満107歳 |
大正2年生 1913年 満108歳 |
明治45年生 1912年 満109歳 |
明治44年生 1911年 満110歳 |
明治43年生 1910年 満111歳 |
昭和2年生 1927年 満94歳 |
昭和元年生 1926年 満95歳 |
大正14年生 1925年 満96歳 |
大正13年生 1924年 満97歳 |
大正12年生 1923年 満98歳 |
大正11年生 1922年 満99歳 |
大正10年生 1921年 満100歳 |
大正9年生 1920年 満101歳 |
大正8年生 1919年 満102歳 |
昭和11年生 1936年 満85歳 |
昭和10年生 1935年 満86歳 |
昭和9年生 1934年 満87歳 |
昭和8年生 1933年 満88歳 |
昭和7年生 1932年 満89歳 |
昭和6年生 1931年 満90歳 |
昭和5年生 1930年 満91歳 |
昭和4年生 1929年 満92歳 |
昭和3年生 1928年 満93歳 |
昭和20年生 1945年 満76歳 |
昭和19年生 1944年 満77歳 |
昭和18年生 1943年 満78歳 |
昭和17年生 1942年 満79歳 |
昭和16年生 1941年 満80歳 |
昭和15年生 1940年 満81歳 |
昭和14年生 1939年 満82歳 |
昭和13年生 1938年 満83歳 |
昭和12年生 1937年 満84歳 |
昭和29年生 1954年 満67歳 |
昭和28年生 1953年 満68歳 |
昭和27年生 1952年 満69歳 |
昭和26年生 1951年 満70歳 |
昭和25年生 1950年 満71歳 |
昭和24年生 1949年 満72歳 |
昭和23年生 1948年 満73歳 |
昭和22年生 1947年 満74歳 |
昭和21年生 1946年 満75歳 |
昭和38年生 1963年 満58歳 |
昭和37年生 1962年 満59歳 |
昭和36年生 1961年 満60歳 |
昭和35年生 1960年 満61歳 |
昭和34年生 1959年 満62歳 |
昭和33年生 1958年 満63歳 |
昭和32年生 1957年 満64歳 |
昭和31年生 1956年 満65歳 |
昭和30年生 1955年 満66歳 |
昭和47年生 1972年 満49歳 |
昭和46年生 1971年 満50歳 |
昭和45年生 1970年 満51歳 |
昭和44年生 1969年 満52歳 |
昭和43年生 1968年 満53歳 |
昭和42年生 1967年 満54歳 |
昭和41年生 1966年 満55歳 |
昭和40年生1965年 満56歳 |
昭和39年生 1964年 満57歳 |
昭和56年生 1981年 満40歳 |
昭和55年生 1980年 満41歳 |
昭和54年生 1979年 満42歳 |
昭和53年生 1978年 満43歳 |
昭和52年生 1977年 満44歳 |
昭和51年生 1976年 満45歳 |
昭和50年生 1975年 満46歳 |
昭和49年生 1974年 満47歳 |
昭和48年生 1973年 満48歳 |
平成2年生 1990年 満31歳 |
平成元年生 1989年 満32歳 |
昭和63年生 1988年 満33歳 |
昭和62年生 1987年 満34歳 |
昭和61年生 1986年 満35歳 |
昭和60年生 1985年 満36歳 |
昭和59年生 1984年 満37歳 |
昭和58年生 1983年 満38歳 |
昭和57年生 1982年 満39歳 |
平成11年生 1999年 満22歳 |
平成10年生 1998年 満23歳 |
平成9年生 1997年 満24歳 |
平成8年生 1996年 満25歳 |
平成7年生 1995年 満26歳 |
平成6年生 1994年 満27歳 |
平成5年生 1993年 満28歳 |
平成4年生 1992年 満29歳 |
平成3年生 1991年 満30歳 |
平成20年生 2008年 満13歳 |
平成19年生 2007年 満14歳 |
平成18年生 2006年 満15歳 |
平成17年生 2005年 満16歳 |
平成16年生 2004年 満17歳 |
平成15年生 2003年 満18歳 |
平成14年生 2002年 満19歳 |
平成13年生 2001年 満20歳 |
平成12年生 2000年 満21歳 |
平成29年生 2017年 満4歳 |
平成28年生 2016年 満5歳 |
平成27年生 2015年 満6歳 |
平成26年生 2014年 満7歳 |
平成25年生 2013年 満8歳 |
平成24年生 2012年 満9歳 |
平成23年生 2011年 満10歳 |
平成22年生 2010年 満11歳 |
平成21年生 2009年 満12歳 |
令和7年生 2026年 |
令和6年生 2025年 |
令和5年生 2024年 |
令和4年生 2023年 |
令和3年生 2022年 |
令和2年生 2021年 満0歳 |
令和元年生 2020年 満1歳 |
平成31年生 2019年 満2歳 |
平成30年生 2018年 満3歳 |
図4. 九星早見表
九星ごとの年盤
年の運勢を知る方法では、後天定位盤に調べたい年の「年盤」を重ねて九星の位置をみて判断していきます。
年盤は「一白水星」から「九紫火星」まで、九星ごとに変わります。それぞれの年盤は下の図のようになります。
一白水星の年 | 二黒土星の年 | 三碧木星の年 |
四緑木星の年 | 五黄土星の年 | 六白金星の年 |
七赤金星の星 | 八白土星の年 | 九紫火星の年 |
図5. 九星ごとの年盤
運勢の調べ方
実際の調べ方を具体例をあげながら解説していきます。ここでは、1991年5月生まれの人の2021年の運勢の調べ方を例に進めていきます。
ステップ1. 自分の本命星を確認する
5月生まれは立春を過ぎているので、九星早見表の1991年生まれを探すと本命星は「九紫火星」生まれであることが分かります。
因みに、翌年1992年の1月生まれと2月(立春まで)生まれの人も、本命星は九紫火星です。
ステップ2. 調べたい年の九星を確認する
この例では、2021年の運勢を知りたいので、2021年が九星のうちどれに当てはまるのかを確認します。
確認方法は、九星早見表を使い2021年を見ると「六白金星」であることが分かります。
ステップ3. 調べたい年の年盤から自分の本命星の位置を確認する
ステップ2で調べたい年の九星が分かったら、図5の「九星ごとの年盤」から該当する図を開きます。
この例では、調べたい2021年は「六白金星」の年なので、「六白金星の年」を開きその中で自分の本命星がどの位置にあるかを探します。
「六白金星の年」の拡大図を見ると1991年生まれの九紫火星は「東北」の位置にありますね。
ステップ4. 後天定位盤と重ねて回座する場所を確認する
ステップ3で自分の本命星の位置が分かったら、図1の「後天定位盤」と重ね同じ方位にある「宮」を確認します。
後天定位盤で「東北」の位置にあるのは「艮宮(ごんきゅう)」です。
従って、本命星が九紫火星の人の2021年の運勢は、「九星の循環サイクル」の4. 艮宮が示す「リスクや不測の事態に対し、十分な準備をして備えておくべき時。無駄を省き、決して無茶をしないこと。」であると判断します。
そして、翌年以降の運勢は同じく図3の「九星の循環サイクル」で確認しておきましょう。
来年2022年は「5. 評価宮(離宮(りきゅう))」、翌2023年は「6. 停滞宮(坎宮(かんきゅう))」、2024年は「整備宮(坤宮(こんきゅう))」へと循環して循環して行くことになります。
まとめ
九星気学による運勢の流れの調べ方はお分かりいただけましたでしょうか。
調べ方をまとめると次の4ステップです。
- 自分の本命星と知りたい年の九星を調べる(図4. 九星早見表)
- 1で調べた知りたい年の年盤を開き、自分の本命星の位置を確認する(図5. 九星ごとの年盤)
- 2で確認した年盤と後天定位盤と重ね、同じ位置の宮を確認する(図1. 後天定位盤)
- 3で導き出した「宮」の事象をチェックし、必要があれば翌年以降も確認しておく(図3. 九星の循環サイクル)
方位とは単に方角を知るだけではなく、哲学でもあるんですよね。
「人類は皆天地の運行する大作用によって生まれてきたもので、生存する間は一切万事凡てこの支配と作用を享(受ける)ものである」という考えのもと、移動行動の吉凶によって後天的に運勢の盛衰が現れてくるという考え方が九星気学です。
言い換えれば、後天運は先天運と違って自分の選択によって吉凶を変えることができるということです。
どんな時代に生きようと、私たち人間は自然界の影響を受けながらそのルールを無視することはできません。
ぜひ、宇宙に満ちた「気」の力を人生の指針に取り入れ、九星気学を上手に活用されてみてください。
この記事へのコメントはありません。